毒親から、心身ともに「避難しきる」こと
こんばんは。
今夜は、毒親達から「避難しきる」という事について、お話してみたいと想います。
逃げるが勝ち!
結論から言うと、毒親から逃げ切った方が勝ちです。
その為の手段は、何でも構いません。
進学や結婚・同居で家を出る、絶縁する、名前を変える、連絡先を変える、家を変える(保証人は何とかする)・・・。
そして、物理的にも、精神的にも、逃げ切った時から、本当の自分に回復していきます。
でも、実家に戻る事もある
しかし、なぜか、実家に戻される事があります。
僕の場合は「大きな病気をした」ですが、離婚した、親に戻さされた、中には結婚報告を機に和解(?)という例もあります。
もちろん、誰も意図をしていないのですが・・・。
なぜか、そういったパターンが多いのです。
そして、毒親たちは、笑えるほど1ミリも変わっていません(苦笑)。
自分が病人であっても、以前と全く同じ事をしでかします。
「脳みそって言葉、知ってる?」っていうくらいに。
そこから、もう一度逃げて、今度は逃げ切った自分が居ます。
なるべくならば回避したいのだけれども、こういった人生もあります。
避難は辛い、けど、必要。
僕は、絶縁し、連絡先を1つずつ変えていって、とても長い時間が掛りましたが、なんとか逃げる事ができました。
しかし、毒親から避難すればするほど、想うのです。
「自分が見えていなかった現実を、突きつけられてる」って。
もちろん、それは毒親さんたちが観たくも無い事ですし、自分たちにも辛いことです。
まるで、「他人の借金を自分が払ってあげている気分」になります。。
もちろん僕もその途中ですが、これでも、割と回復したと想います。
「親は大切に」という、大変貴重なご意見について
よくある貴重なご意見として、こんなモノがあります。
- 親を大切にしないとは何事だ!
- 絶縁などいけないことだ!
- 親孝行をするべきだ!
実は、理解をしてくれているヒト(大切な友達か、毒親問題のカウンセラーか)以外には、まず絶縁してるとか、親がおかしいとか、本当に言わなくていいのです。
しかし、残念ながら僕らは一定数こういった地雷を踏みます(苦笑)。
自分たちの心の中に、「誰かわかって!救って!」っていう気持ちから、そうさせます。
そういった貴重なご意見への対処法は、「そうなんだねー」って聞き流すに限ります(笑)。そして、適当に話題を変えるか、さっさと切り上げてしまうに限ります。
大抵、そういった貴重なご意見をお持ちの皆さんも、実は親に苦労させられているので、そもそも関わらないことをオススメします(苦笑)。
彼らと毒親の共通点は、「~するべきだ!」「~するな!」という命令系のメッセージを強烈に伝えてきます。同じように改心とかそもそも出来ないので、スルーする方がラクで良いです。
他人の毒親の貴重なご意見まで面倒を見てあげるのは、もうコリゴリです(笑)。
「毒」の正体って、なんなんだろう?
こんばんは。
「毒親」「毒父」「毒母」とか言いますが、肝心の「毒ってなんだろう?」って。よく考えたら抜けてますよね。
色んな本を読みあさったり、ブログも読みあさるんですが、肝心の「毒」について、あまり書かれてない。
なので、書いてみます。
毒親の毒の正体
「毒」の正体は、「得体の知れない不安」です。
彼らは、得体の知れない不安と毎日戦っていて、見えるもの・世界・現状すべてが不安です。
そして、不安を隠す為に、子供や旦那・母親に依存し、振り回します。。。
そして、それらの不安を生んだのは誰かな?ってよく考えると、毒爺や毒婆だったりします(笑)。
僕の場合、まず母親の家系はボロボです。
もう笑うしかないくらいボロボロで、まずコミュニケーションする事すら諦めています。
父親の家系もボロボロですが、ある程度は理解できました。
例えるならば、3センチ先が見えない世界
「毒」を盛大に持っていた時期の自分は、3センチ先が見えない中を歩いていたように思えます。
それくらい、嵐か何かと戦っていたように思えます。
しかし、現実には、そんなモノはなくて。
本当は戦う必要なんて無かったんだな、って。
だから、もう一回歩き直しています。
次に何かをする為には、何かを捨てる必要がある
次の世界に行く為には、余計な物事を捨てる必要があります。
ヒトは、持てるモノには限界があります。
部屋の広さが限られるように、物質的な制限の方が多いです。
だから、次の世界に行く為には断捨離が必要です。
断捨離には、取捨選択をする少し勇気と時間が必要です。
だから、取捨選択をして、断捨離をしています。
お陰で、部屋はスッキリしました(笑)。
次は、「持てなかったモノゴト」を受け入れて、次の世界に行くこと、なんだと想います。
そして、それが僕の言う「回復」なんだと思います。
「わからない」ではなく、「わからないというコトを知らない」から、「わからない」って言ってみよう
こんばんは。
時々自分でもハマる、「わからない」というコトをお伝えしたいと思います。
僕らは、「わからない」を、「知らない」。
毒を持つ親たちは、ずっと子供に甘えてきました。
まるで、我が親に甘える子供のように。。
なので、子供達は、「わからない」という事を知らない場合がありますし、感覚的に「わからない」って想っていても、それを伝える方法を知りません。
なので、「わからないコトはわからないって聞きましょう」という言葉の手前に居る場合もあります。
「わからない」を教えられてなかった。
なぜならば、毒親たちは、「子供に必要な事を教えられていない」、精神的に「子供に求めてばかり」でした。
そうなると、「わからない」という事を、必死で何とかしようとします。
それが、今の僕たちの問題解決スキルとして備わっています。
僕の場合、必死で自力で何とか解決をし続けていました。
あるヒトは、泣いてキレる事で、解決をし続けていました。
あるヒトは、別の話題に切り替えることで、解決をし続けていました。。
「わからない」は「わからない」って言っていい
「わからないこと」を、「わからない、理解できない。」と言って良いのです。
例として、こんな言い方があります。
xxxについて、いま頭でも感覚でも理解出来ないのですが、何か例えて説明して頂けませんか?
説明をされている間は、相手の例え話から頭の中でイメージを膨らませていくと良いでしょう。
そして、こんな言葉で締めくくると良いでしょう。
xxxの○○の部分が理解できました、ありがとうございます。
相手によっては、もっと軽い言葉や態度でも問題ありません。
教えられていないことは沢山ある
毒親育ちにとって、実際の社会や生活の上で必要なことを教えられていないことは、沢山あります。
そして、往々にして、それまでそれらについて、命令と批判を続けられています。。。
とても、悲しいですよね。
僕含めて、遅くなっても良いので、少しずつでも学んで行ければと想います。
絆を無くしたくない - 好きなヒトにモノをあげること
こんばんは。
僕は、今までの傾向で「好きなヒトにモノをあげたがる」、という特徴を持っていました。
好きなヒトに、プレゼントをあげたい・・・それはきっと、普通の感情なんだと思います、ポジティブな感情なんだと思います。
しかし、僕の場合は違いました。
ただ、絆を無くしたくない
僕の中での「好きなヒト」は、こんな意味でした。
- 「自分を認めてくれるヒト」
- 「自分の存在を認めてくれるヒト」
なので、恋愛的な意味合いなどではなく、ただ、自分を認め続けて欲しい、その絆の証として、何かプレゼントをあげていたのだと思います。
そして、それは、時に自分の身を削るコトもありました。
お金が無いのに買ってみたり、お金を借りて買ってみたり。。。
今思い出すと、とても胸が痛いです。。
本当は、そこまでしなくてよかった。
極限まで自分が削れて、倒れたとき。
少しずつ、その意味がわかってきた気がします。
そして、そのタイミングで、自分をきちんと認めてくれるヒトが現れ始めて、「自分は認められていいんだ」って思い始めました。
そして、あらためて誰かを好きになった時、こんなコトを思いはじめました。
- 「嫌だったら何もしなくていい」
- 「ムリをしなくていい」
- 「出来ない時には,出来ないで何もしなくていい。」
思い返すと、すこしずつ、回復してきているのかも知れません。
毒親の教育は「命令」と「悪い評価」のセットプレイ
おはようございます。
今日は、「毒親のパターン」の1つ、教育のやり方について。
毒親の教育の姿
毒親の教育は、「命令と悪い評価」が一対です。
例えば、こんな命令があります。
- 「掃除をしなさい」
- 「お金を管理しなさい」
- 「勉強をしなさい」
そして、その具体的なやり方は、本人も知りません。仮に知っていても、それはトレーニングではなく強制という形で実行させます。
そして、容赦なく子供を評価をします。
- 「何でそれにxxが必要なの?」
- 「みんな」って、誰?
- 「もういい(作りかけの料理が棄てられる)。」
- 「(子供にやらせておいた後に、黙って親が自分でやる)」
- 「キレて子供をけなしながら、子供の部屋を勝手に片付ける」
実はこれ、僕が全部毒親たちにされた事です。。。(苦笑
毒親の心のうち……
褒められたことはありません、なぜなら、毒親達にとって、「自分の理解の範疇で自分を支え、持ち上げてくれる存在」が子供なので、例えば偉業を達成しようと本人たちは気にすらなりません。。
毒親たちは、「やり方を教えた」と言い張ります。しかし、現実には「教わった」という感覚ではなく、「やり方や必要性も解らないのに、勝手に代わりに作業されてしまった」程度にしか思えないのです。
我ながら、可哀想な親を持ったものです。。
命令→評価を続けると、それが出来なくなる!
結果として、子供たちは、それら命令されたことが何も出来なくなります。。。
- 「勉強出来なくなる」
- 「お金の扱い方がわからなくなる」
- 「部屋の掃除が出来なくなる」
- 「時間の管理が出来なくなる。」
もちろん、ある程度はトレーニングで回復する事も可能ですが、それについては別の機会に。多くの人は、それすら存在を知らず、一生の苦しさを伴います。。
子供達からすると?
子供達からすると、あらためて自分を見返してこう思います。
「僕は、親の命令すら出来ない、ダメな人間だ。僕には料理すら出来ない」、と。
こうして、所謂「自信」や「自己肯定感」が、気づかぬ間にゴリゴリと削ぎ落とされていきます。。
理想のトレーニングって?
- 「内的動機の確認」
- 「最終的なゴールを決める」
- 「粒度を落としていって、今日やることまで落とし込んで決めていく」
- 「結果ではなく、過程を大切にして、失敗もきちんと振り返って次のモチベーションにする」
- 最後、結果が出て、「頑張ったね、えらいね。」と心から褒める。
まず、毒親の命令は「外的動機」であり、子供からしたら知ったことではありません。実は毒親自身の「内的要因」だったりします。
そして、毒親は「出来た」「出来なかった」「点数といった数字」が大好物です。但し、自分たちが理解できる範囲に限ります。
一方、このトレーニングでは、子供の中にある「内的動機」と、過程のサポートに軸足を置いています。
そして、最終的な結果云々ではなく、「子供自身が、これらを通して自信を付ける事=自己肯定感を上げる事」に繋がります。
毒に気づく子・気づかない子……
こんにちは。
昨今「毒親」「毒母」という言葉の流行もあり、情報がたやすく手に入ります。
しかし、中には「ただ面倒くさい親=毒親」という場合もあり、鵜呑みに出来ない事もひとつ想います。
今日は、子供がいかに毒に気づくか、についてお話してみたいと想います
僕はどうやって毒に気づいたのか?
「あれは毒だったんだ!」と初めて気づいたのは、12年前、夏の図書館でのことでした。
仕事のし過ぎでうつ病になり、倒れ、15ヶ月間休職し、無職になり、仕事を探す合間は図書館で本を読んでいました。
あるとき、「アダルトチルドレン」という言葉が目に留まりました。
細かな意味まではわからなかったのですが、ふと気になって、その意味を探りました。。
そして、自分がアダルトチルドレンだった、という事を自覚します。
そしてその時、「とにかくあの親がダメだったんだ!」と気づきました。
もしかすると、他の言葉の場合や、本ではなくネットや会話の中で気に留まって気づくこともあるのかも知れません。
アダルトチルドレンを知らない子供たち
一方、そうである自覚がない人も多いですし、自覚すら持てない人も多いのです。
理由は、おそらく2つ。
それはそれで、毒の回りが早いのかも知れません。
理解する事が出来ないほどに、毒が回っている場合
毒が回りすぎていると、それが普通であり、他が異常だと思う場合があります。まるで、ずっと隔離された世界で生きていることが普通だったかのように。。
もちろん、自分の心身の感覚には気づいている場合が多いようです。
しかし、それを認める事ができません。。
理解が出来ているけど、その痛みに直面できない場合
もちろん、実は理解をしている場合もあります。
しかし、認めた瞬間、その空虚な心や、生きづらさ、そして心の痛みに、遠かれ近かれ直面します。
なので、無意識にそれらを避けている場合があります。。
親が大好きな子供の例
彼女は、もう成人していました。
しかし、なぜか小さな子供のように、両親が大好きなのです。
まるで彼氏と会うのを楽しみにしているかのように、両親と会える日を待ちわびていました。。
おそらくは、こんな気持ちを、心の中に抱いていたのかも知れません。
- 「両親が毒を植え付けたせいで、メンタルを壊している今の自分」
- 「本当は親が大嫌いなんだけど、そうしないと見放されて生きていけない自分」
彼女からこういった話を聞いたあと、その後どうしているかは知りません。
元気であればよいのですが。。