回復する子供 - 毒を抜くために

毒親から回復する子供のお話。

毒に気づく子・気づかない子……

こんにちは。

昨今「毒親」「毒母」という言葉の流行もあり、情報がたやすく手に入ります。
しかし、中には「ただ面倒くさい親=毒親」という場合もあり、鵜呑みに出来ない事もひとつ想います。

今日は、子供がいかに毒に気づくか、についてお話してみたいと想います 

僕はどうやって毒に気づいたのか?

「あれは毒だったんだ!」と初めて気づいたのは、12年前、夏の図書館でのことでした。

仕事のし過ぎでうつ病になり、倒れ、15ヶ月間休職し、無職になり、仕事を探す合間は図書館で本を読んでいました。

あるとき、「アダルトチルドレン」という言葉が目に留まりました。
細かな意味まではわからなかったのですが、ふと気になって、その意味を探りました。。

そして、自分がアダルトチルドレンだった、という事を自覚します。
そしてその時、「とにかくあの親がダメだったんだ!」と気づきました。

もしかすると、他の言葉の場合や、本ではなくネットや会話の中で気に留まって気づくこともあるのかも知れません。

アダルトチルドレンを知らない子供たち

一方、そうである自覚がない人も多いですし、自覚すら持てない人も多いのです。

理由は、おそらく2つ。
それはそれで、毒の回りが早いのかも知れません。

理解する事が出来ないほどに、毒が回っている場合

毒が回りすぎていると、それが普通であり、他が異常だと思う場合があります。まるで、ずっと隔離された世界で生きていることが普通だったかのように。。

もちろん、自分の心身の感覚には気づいている場合が多いようです。
しかし、それを認める事ができません。。

理解が出来ているけど、その痛みに直面できない場合

もちろん、実は理解をしている場合もあります。
しかし、認めた瞬間、その空虚な心や、生きづらさ、そして心の痛みに、遠かれ近かれ直面します。
なので、無意識にそれらを避けている場合があります。。

親が大好きな子供の例

彼女は、もう成人していました。
しかし、なぜか小さな子供のように、両親が大好きなのです。
まるで彼氏と会うのを楽しみにしているかのように、両親と会える日を待ちわびていました。。

おそらくは、こんな気持ちを、心の中に抱いていたのかも知れません。

  • 「両親が毒を植え付けたせいで、メンタルを壊している今の自分」
  • 「本当は親が大嫌いなんだけど、そうしないと見放されて生きていけない自分」

彼女からこういった話を聞いたあと、その後どうしているかは知りません。
元気であればよいのですが。。