回復する子供 - 毒を抜くために

毒親から回復する子供のお話。

毒親の教育は「命令」と「悪い評価」のセットプレイ

おはようございます。

今日は、「毒親のパターン」の1つ、教育のやり方について。

毒親の教育の姿

毒親の教育は、「命令と悪い評価」が一対です。

例えば、こんな命令があります。

  • 「掃除をしなさい」
  • 「お金を管理しなさい」
  • 「勉強をしなさい」

そして、その具体的なやり方は、本人も知りません。仮に知っていても、それはトレーニングではなく強制という形で実行させます。

 

そして、容赦なく子供を評価をします。

  • 「何でそれにxxが必要なの?」
  • 「みんな」って、誰?
  • 「もういい(作りかけの料理が棄てられる)。」
  • 「(子供にやらせておいた後に、黙って親が自分でやる)」
  • 「キレて子供をけなしながら、子供の部屋を勝手に片付ける」

実はこれ、僕が全部毒親たちにされた事です。。。(苦笑

毒親の心のうち……

褒められたことはありません、なぜなら、毒親達にとって、「自分の理解の範疇で自分を支え、持ち上げてくれる存在」が子供なので、例えば偉業を達成しようと本人たちは気にすらなりません。。

毒親たちは、「やり方を教えた」と言い張ります。しかし、現実には「教わった」という感覚ではなく、「やり方や必要性も解らないのに、勝手に代わりに作業されてしまった」程度にしか思えないのです。

我ながら、可哀想な親を持ったものです。。

命令→評価を続けると、それが出来なくなる!

結果として、子供たちは、それら命令されたことが何も出来なくなります。。。

  • 「勉強出来なくなる」
  • 「お金の扱い方がわからなくなる」
  • 「部屋の掃除が出来なくなる」
  • 「時間の管理が出来なくなる。」

もちろん、ある程度はトレーニングで回復する事も可能ですが、それについては別の機会に。多くの人は、それすら存在を知らず、一生の苦しさを伴います。。

子供達からすると?

子供達からすると、あらためて自分を見返してこう思います。

「僕は、親の命令すら出来ない、ダメな人間だ。僕には料理すら出来ない」、と。

こうして、所謂「自信」や「自己肯定感」が、気づかぬ間にゴリゴリと削ぎ落とされていきます。。

理想のトレーニングって?

  • 「内的動機の確認」
  • 「最終的なゴールを決める」
  • 「粒度を落としていって、今日やることまで落とし込んで決めていく」
  • 「結果ではなく、過程を大切にして、失敗もきちんと振り返って次のモチベーションにする」
  • 最後、結果が出て、「頑張ったね、えらいね。」と心から褒める。

 まず、毒親の命令は「外的動機」であり、子供からしたら知ったことではありません。実は毒親自身の「内的要因」だったりします。

そして、毒親は「出来た」「出来なかった」「点数といった数字」が大好物です。但し、自分たちが理解できる範囲に限ります。

一方、このトレーニングでは、子供の中にある「内的動機」と、過程のサポートに軸足を置いています。

そして、最終的な結果云々ではなく、「子供自身が、これらを通して自信を付ける事=自己肯定感を上げる事」に繋がります。